夏の緑の盛りに、都会でもう一度自然を見直すということ。

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    JUGEMテーマ:美術鑑賞

    毎年恒例となった夏休みということで、
    兄に伴われて今年もやってきましたよアレたん(兄家族の猫たん)が!
    なんともう13歳ですと!黒猫



    あー、そこに居たんだー。
    ベランダからの風が少し通るところ、そして大好きな洗いたてシーツのそばねハート

    まあ、そういうアレたんにはお留守番願って、
    昨日は、東京都現代美術館(通称Mot)に行ってきました。



    夏休み企画として、子供も楽しめる展覧会をやるのが恒例となりつつありますねー。
    でもそれはとても良いことだと思います。

    今回は、「ここは誰の場所?」と題した、おとなとこどもが一緒に考える企画、らしい。
    http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/whoseplaceisithis.html

    ヨーガン・レール
    岡乾二郎
    会田家(会田誠・岡田裕子・中学生の息子)
    アルフレド&イザベル・アキリザン

    の4組の作家による、アートへの扉。

    まあ、それぞれ独特の世界を展開していたのですが、
    なんといっても最初の部屋、ヨーガン・レールの展示がすごく良かった。

    昨年、交通事故で急逝されたヨーガン・レール。
    テキスタイル好きにとって、名前は良く知っていたけれども、
    その人となりに目を向けることは今までなかったです。
    まさか、人生の最後にこのような仕事をしていたとは知らなかった!!


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    愛犬と散歩する石垣島の海岸。
    流れつき、打ち上げられたプラスチックのゴミの数々。
    心を痛めるヨーガン・レール。
    そしてそれを拾い、持ち帰り、洗い、美しいものに作り替える。







    美しい明かりとなったプラスチックのごみ



    それは鏡の部屋で美しく輝く



    そして新たな命が吹き込まれる



    サンダルもたくさん落ちている



    その中の一つが、犬の顔みたいに見えた。


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    ヨーガン・レール氏は言う。
    一番大切なのは自然、全ての基本となるのが自然なのだから、
    どうか守って欲しいと。

    夏休みに子供と出かけた先で、自然に触れ、自然に浸食した人間の文明に触れ、
    自分の目で、自分の周りのありとあらゆる場所にあるものを見て、見つけて、触れて、
    そこに落ちているものを拾い、拾ったものからまた何かを見つけ出せるといい。

    そんな風に思える扉を、美しい造形を通して開いてくれる展示だと思った。

    ロビーのテレビで、短いドキュメンタリーが放送されているので、
    それもぜひ見ると良いと思います。


    自然を知ること、
    自然に触れること、
    そして自然に圧倒されること、
    そんな経験が、人を動かしていくのではないかと思う。


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    ブラジルの建築家、ニーマイヤーの作品もやはり、
    自然の中にある優美な曲線をモチーフとしている。
    すごく人工的でありながら、有機的な曲線はシンプルで美しい。



    国立競技場問題で揺れる日本だが、
    同じ曲線でも、シンプルで単純な構造を何故作れないのか。
    ある記事によると、ザハ・ハディド氏のデザインは、ある種のお偉いさんに受けるデザインなのだそう。
    彼らの権威と功名心を刺激する形なのだそうです。
    でも、実際に作るのは難しいし、使いにくいしで、現場の評判はすこぶる悪いらしい。
    スイスのバーゼルでは、やはりコンペで1位となったザハ氏のコンサートホール案を、
    市民の力で中止に追い込んだそうです。

    お偉いさんなんかに選ばせたらもうだめだよぅ悲しス。


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    美術館内を歩きながら、そしてミュージアム・ブックストアにて思ったが、
    世の中にこれだけ色々なことを考え、思考し、形にしようとがんばっている人、
    そしてそれを一緒に考えようとしている観客たち、
    様々な知恵を集めた書籍の山・・・
    こんなにたくさんあるのに、なんでそれがぜんぜん公共の場に還元されないのか。
    オリンピックの競技場ひとつまともに考えられないのか。
    「こんなすごいものをオリンピックで作ったどー!」と言いたいがためだけに、
    お偉いさんはザハ氏のデザインを選ぶのか。
    そして土建屋の利権のためだけに、あんなに醜い防潮堤を立て続けるのか。

    この土建国家は、きちんと国土を守り抜くことはできるのか?

    オリンピック競技場なんて、やぐらと座布団でいいじゃないか・・日本なんだから。
    と思っている東京民はたくさんいるのに、そんな声は届かない。

    原発しかり、軍事しかり、公共施設しかり、堤防しかり・・
    「おっきくて、インパクトがあって、お金も人もたくさん使う」もの以外、
    現政権のお偉いさんには興味ないみたいだ。


    お偉いさん早く全員引退してください。


    新緑  新緑  新緑


    という話しには関係ないですが、
    ニーマイヤーの作った公園の模型、床の部分のカーペットに公園の航空写真が印刷されていて、
    それがすごく気持ちよかったのです。あのカーペット欲しい・・・ねこ


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